金沢出身の岩本慎史による
オアハカの動物の本。
著者のコレクションの他、
濱田庄司・堀内誠一・柚木沙弥郎・
柳宗理・山本教行らの蒐集品を含む
130点の動物たちを紹介する。
手工芸の宝庫といわれる
メキシコ・オアハカ州。
20世紀半ば、一人の男が作り始めた
木彫りの動物たちに、
ミッドセンチュリーを代表する
アメリカのデザイナー、
アレキサンダー・ジラードが
早くから注目した。今では
メキシコを代表する工芸品となった
オアハカン・ウッド・カーヴィングだが、
初期のものはマチェテと呼ばれる
現地の山刀を使った粗い彫り、
釘で打ちつけただけの手足や尻尾、
アニリン染料の味わい深い褪色など、
なんとも言えずおおらかで、
日本でも多くの作り手に愛された。
『オアハカの動物たち
Vintage Oaxacan Wood Carving』
著者:岩本慎史
写真:安彦幸枝
装幀:岩渕恵子
発行:大福書林
160P/A5判上製本/フルカラー
以前のカレンダーを数枚おまけで付けます