


結城彩さんは、
1975年石川県生まれ。
九谷焼技術研修所修了後、
石川を離れると同時に
しばらく陶芸から離れていたそうですが、
能美市に戻り、「tenno」の名で
作陶を再開されました。
「tenno」とは「天の」という意味で、
同じものはひとつとない
そらの景色を器にうつしたい
という思いを汲んでの、
ご友人による命名だそうです。
「焼成によって現れる結晶は、
人の手を介さないところで
美しい景色をつくること、
その思いがけなさが
うつわを作る楽しみだ
ということを伝えたいです」
と結城さんはおっしゃいます。
紫やピンク、緑や黒のグラデーション
などの独特の風合いと
あわせるものとの色の組み合わせを
お楽しみください。
「花器 細長」
直径約4.7cm、高さ約12cm