田川怜奈さんが町家巡遊にあわせて
制作されたZINE『中谷建具店』。
印刷は石引パブリックの
リソグラフ印刷です。
祖父の中谷さんが営まれていた
中谷建具店の写真と
祖父母・中谷夫妻への聞き書き
「中谷しげる・よしこ
祖父母から聞いたあれこれ」。
コテコテの金沢弁で語られる話に
惹きつけられます。
おが屑の中で寝たこともあるという
忙しかった建具職人の話。
「今はもう、なるべく既製品が安いさけ、
そういうもんを住宅に使うようになったら、
我々の仕事は無えがんなったんや。」
「職人がおらんようになったし、
シャバもほんなんなったし。
シャバが変わったわけや。
それを専門にしても食べていけれんがや。
ほやろ。」
中谷さんの話では、小立野地区だけでも
建具店は16軒もあったといいます。
他にもいろんな個人商店があったようで、
大きい石引の商店街とはまたひと味ちがう、
新町、上野町商店街があったのでしょう。
よしこさんのお話では、
やはり笠舞の大清水(おおしょうず)に
洗濯しに行っていたとか。
お金も払って使っていたというお話でした。
中谷さんの小立野のお気に入りは「山の眺め」。
「山を見たら気が晴れるぞ」。
※他にもいくつか冊子を同梱いたします。