龜鳴屋(かめなくや)は、
勝井隆則氏による金沢のひとり出版社です。
こだわり抜いた編集と挿画・装丁を施した
希少本を制作されています。
「世間から忘れられた作家でも、
掬すべき作ありと思えば一冊の本に仕立て、
この世にその痕跡をとどめるのが、
零細版元の本領」。
書店では入手できません。
『ぜんまい屋の豆暦』
金田理恵 著
19×11cm 総136頁 本文カラー
上製 薄表紙 糸かがり
限定563部 著者自装
先年、惜しまれながら閉店した神楽坂の甘味処「紀の善」。お店が毎年年末に出していた小さなお楽しみ、ぜんまい屋謹製の愛らしい豆暦が、ここに勢ぞろい。
紀の善の豆暦は、絵柄も趣向も、お店の味ともども忘れがたく、その18年分すべてと、先立つ「まめで暮らせ」を一冊に収録しました。
ここに並びますのは、二十年分の豆暦でございます。1991年の暮れ、『ぜんまい屋の葉書』の展覧会を開いていただいた、松屋銀座「遊びのギャラリー」年末ギフトショーに出品した「まめで暮らせ」が始まり。題材が豆だから、サイズも豆で。日付もすべて活版印刷です。六月の題材として二年続けた「豆かん」は、神楽坂紀の善の豆かんです。… 敬意を表して進呈したら、お店に飾ってくださり、「うちのカレンダーを作れないかしら。」お話をいただきました。私が日本を離れるまで、十八年続いたのです。(はじめにより)
龜鳴屋 http://kamenakuya.main.jp